ハイリスク児について

ベビーのこと

こんにちは。ばしこです!
今回はハイリスク児について説明します。

ハイリスク児の定義とは…
①生命に対する危険が高い既往歴をもつ新生児
②その既往および所見から、児の生命および予後に対する危険が高いと予想され、出生後のある一定期間観察を必要とする新生児

グラフにすると赤色のゾーン以外はハイリスク児になります。
【出生体重による分類】 
①低出生体重児:出生体重2500g未満
②極低出生体重児:出生体重1500g未満
③超低出生体重児:出生体重1000g未満

【在胎週数による分類】
①正期産時:在胎37週以上42週未満
②超早産児:在胎37週未満
③過期産児:在胎42週以上

【在胎週数と出生体重の両者からの分類】
①LFD児:在胎週数に比して出生体重が軽い
②AFD児:在胎週数相応
③HFD児:在胎週数に比して出生体重が重い

ハイリスク児には起こりやすい疾患があります。
①脳室周囲白質軟化症
②頭蓋内出血
③低酸素性虚血性脳症
④呼吸窮迫症候群
上記の疾患については後に詳しく説明します。

 このようなハイリスク児は新生児集中治療室(NICU)という所で過ごします。
退院後の発達をよりよくする要素として、未熟性・栄養の改善、疾患の予防・軽減、治療環境の調整、廃用症候群の予防・軽減が挙げられます。
 NICUでは医師、看護師、リハビリスタッフ(PT. OT. ST)、臨床心理士、ソーシャルワーカーなどの専門家がチームとして児の生存と最善の予後を目標に取り組んでいるのです。

参考文献
・上杉雅之.イラストでわかる小児理学療法.医歯薬出版株式会社.2014
・木原秀樹.赤ちゃんに優しい発達ケア ディべロップメンタルケアとリハビリテーションがいちからわかる本.メディカ出版.2015

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