胎児の発達 0~11週

ベビーのこと

こんにちは~
今回は在胎0~11週の胎児の発達を見ていきましょう!

受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を進み、
3週間ほどで子宮に着床し、胎児へと成長していきます。


在胎4週ころに“神経管”が形成されます
これは後に脳と脊髄になっていきます


在胎6週になると“二次脳胞”に変化し、
これらから大脳半球や脳室が形成されます。




在胎11週頃には大脳半球、延髄、脊髄などの
外観がはっきりしてきます。


在胎5週ころの胎児。
体幹から手足も出て、
もう人の形になっていますよね。

もちろん、
心臓も動いていますよ。

このように、在胎0~11週は脳や神経、感覚器官や臓器など
身体の形成が進む時期であり、この時期に感染症などの有害な影響を受けると
奇形を発症するリスクが高まります。

在胎4週ころから
脳や脊髄のもとになる神経管が形成される
とお話しましたね。
この神経系の形成を促してくれるのが“葉酸”です。
葉酸を摂取することで二分脊椎発症のリスクを
75%低減するというデータもあります。
神経管の形成は妊娠に気づく前から始まっています。
なので、妊娠を考えている方は妊娠前から
葉酸を摂取することが勧められています。
ちなみに、葉酸は水溶性ビタミンで熱に弱いため、
生で食べられるものは生食する方がより効率的に摂取できます。

今回はここまで!
この時期に限らず、妊娠中のタバコや飲酒は
流産、早産、低出生体重、乳幼児突然死、新生児の呼吸障害など
様々なリスクを増加させるので、控えましょうね。

参考文献
・堺 武男.イラストで学ぶ新生児の生理と代表的疾患.メディカ出版
・池ノ上 克,前原 澄子.みえる生命誕生 受胎・妊娠・出産.南江堂
・牧野 直子.栄養素図鑑.新星出版社

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