赤ちゃんの脳について

ベビーのこと

どーも、ばしこです。
今回は赤ちゃんの脳の発達についてお話ししていこうかと思います。

人の大脳皮質には100〜200億個の神経細胞が存在しています。
その神経細胞は在胎3週ころから形成され始め、
在胎23〜25週には神経細胞が目的の場所に移動し、脳の土台が完成します。
その後、シンプスの密度が急速に増加。
生まれる時には1000億個の神経細胞が存在しています。

シナプスの密度は、胎児期から生後数ヶ月〜数年にかけて増加していきます。
シナプスの密度がピークに達する時期は脳の領域によって異なります。
(視覚野:生後8ヶ月〜1歳、前頭葉:5歳、運動野:生後5〜6ヶ月)
この密度が高い状態ではまだ未熟な状態です。
ここからシナプスの整理が行われていきます。

これはシナプスがたくさんある状態ですね。
混線しています。
例えば、お箸を上手に使おうと色んな方法を試します。
何度も経験を積んでいくと、必要なシナプスや神経細胞とそうでないものが出てきます。

何度も試行錯誤して、お箸を上手に使えるようになりました!
この時、必要なシナプスと神経細胞のみが残された状態になっています。

このように赤ちゃんの脳では
シナプスが余剰に形成され、不要なものは除去されていきます。
これは周りの人との関わりや遊びを通じて
自分に必要な行動をスキルアップできるようにするために必要な過程なんですね。

参考文献
・木原秀樹:赤ちゃんにやさしい発達ケア ディべろぷメンタルケアとリハビリテーションがいちからわかる本.メディカ出版.2015
・池ノ上克,前原澄子:みえる生命誕生 受胎・妊娠・出産.南江堂.2013

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